図形に書いた文字が見切れる
Wordを使った文章作成は多くの仕事で発生します。
その際には簡単な図形を用いた図解説明を挿入する場合もあります。
ありがちなトラブルが、図形に書いた文章が見切れてしまうという問題です。
印刷するまで気付かず、提出後に肝心な文章が消えていた、なんてことも。
今回はWordの図形に書いた文章を見切れずに表示させる方法を解説します。
Wordの図形内の文章
用意したWord文書
今回は以下のような試験報告書を用意しました。
文章内に図形がありますが、一部の文字が見切れています。
赤矢印で示した部分の文章下半分が、枠線と重なってよく見えません。
あまり良くない修正方法
文章が見切れてしまう際によく用いられる修正方法が、「図形そのものを大きくする」という方法です。
たしかに、図形を広げたら文章が読めるようになります。
ただし、この方法では余計な部分も大きくなり、重要な背景が隠れてしまったり、文章を追記したときに再び見切れてしまったりというトラブルも起こります。
そこで、余白自体を小さくすることで見切れないように対処します。
図形内の余白を調整する方法
まずは図形を右クリックし、「図形の書式設定」を選択します。
「図形の書式設定」ダイアログボックスが開きます。
続けて「レイアウトとプロパティ」を選択します。
「テキストボックス」の項目から余白を調節できます。
今回は「左余白」「右余白」「上余白」「下余白」をすべて「0mm」に設定します。
文章が見切れずに図形内に表示されました。
余白を減らしてスペースを作ったので、図形自体の大きさは変わっていません。
余白を調整することで、Wordの文章をより効率的に利用することが可能となります。
Check Point
- Wordの図形内の文章が見切れてしまう場合がある
- 余白を調整することで見切れないようにすることができる
- 図形の大きさは変えずに余白部分だけを減らして文字を表示できる
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